書評

【書評】忙しいビジネスマンのための3分間育児

子供の育て方については、色々な本が出版されています。

今回書評するのは、日本の多忙のビジネスマン向けの「忙しいビジネスマンのための3分間育児」です。

本書では、忙しくて育児に参加したくても参加できないビジネスマン向けにたった3分間からで効果的な育児をする具体的な方法論についての内容が満載です。

日本の男性ビジネスマンは、育児に参加できる時間が短く、女性からするともっと育児に参加してほしいと当然思われています。

そんな女性の期待に応えるべく、まずは3分から育児に参加しましよう!

仕事中心のマインドに風穴を開けて、家庭中心、もしくは、ワーク&ライフバランスを目指した人生にしましょう

それでは、本書について一部の内容を解説・紹介していきます。

子供を自発的に育てるための内容が非常に分かりやすくお勧めの内容になっています。

本書はこんな方にお勧めです!

1.全てのビジネスマン
2.男性に育児をしてもらいたいと願う女性
3.家庭内でのパパの役割に困っている女性

それでは本書について解説していきます。

3分間育児の意義

本書では3分間の育児の意義について下記内容を示しています。

・2歳の子どもの集中力は3分間しかもたない

・実際、幼児教育の世界では、「子どもの集中力がもつのは、年齢の数+1分間」 とよくいわれます。たとえば2歳の子どもなら、だいたい3分間しか集中力がもたないということです。

・大切なのは、楽しい3分間のバリエーションを増やしていくことです。

本書によると子供の集中力は年齢+1分間しかもたないようです。

当然毎日ママが奮闘しているわけですが、パパが3分間、本気を出して、集中すれば、子供は一日の短い集中できる時間を使って、パパの印象を残すことができるのです。

また、大切なのは、バリエーションを3分間の増やすことなので、毎日違うことをするといいでしょう。

例えば、絵本を読む日、ごっこ遊びをする日、しりとりなどで遊ぶ日、毎日の3分間を少しずつでいいので違うことをすることで子供は飽きずに楽しい時間を過ごすことができます。

男性の育児での役割

また、本書では、男性の育児の役割について下記の内容を示しています。

2人目のママになるべからず。「ハイブリッド育児」のすすめ

◎ママが苦手なこと、嫌がること、かつ、自分が得意なことからするのが正解です。

◎ママの役割を2人で分担するのではなく、ママにはできない役割こそをパパが担当するのです。

◎両親がそれぞれの特性を活かして、別々の角度から子どもにかかわることを「ハイブリッド育児」と私は呼んでいる

当然ですが、育児で最も苦労しているのは、女性のママさんです。

3分間育児には、可能な限り、ママの苦手なことに挑戦しましょう。

ママにはできないことをパパがやることができれば、ママからは感謝されて、子供からも好印象でいいことずくしです。

両親がそれぞれの得意・不得意や価値観で別々の角度から育てる「ハイブリッド育児」をすることで、子供の価値観、物事の考え方を大きく、広くしていきましょう。

最後に

本書では、解説した内容以外にも3分間で子供に話しかけると子供の自尊心が高まるフレーズ等々を紹介しており、忙しくて育児に参加できないビジネスマンにとっての良書になっています。

毎日24時間育児に参加しているママさんからしたら、たった1日3分間の育児なんて短すぎると思われると思います。

しかし、まずは3分間から育児に参加することから、育児や家事に対する意識改革を進めてみてはいかがでしょうか。

共働きが年々増えていっており、女性の負担は育児・家事、仕事と増えるばかりです。

男性も育児・家事・仕事を覚えて、少しずつ女性の負担を減らして、幸せな家庭を
育みましょう!

ABOUT ME
かずぴよ
熊本県生まれの31歳。結婚3年目。0歳の娘を育児中の機械エンジニア。不眠症で多忙な仕事の中、育児に専念。健康で自主性・自発的な子供に育って欲しく、毎週、育児書籍を読んで情報発信中。子育てに困った方、方法論を簡潔に分かりやすく解説していきます。